こんにちは!岡山空港タクシー スタッフ・A子です。
岡山県といえば「桃太郎伝説」ゆかりの地。真っ先に「桃太郎」や「きびだんご」をイメージされる方も多いのではないでしょうか?観光地としては、日本三名園のひとつ「岡山後楽園」や白壁の美しい街並み「倉敷美観地区」が有名ですね。また、白桃やマスカットなど果物の美味しさで“フルーツ王国”としても知られていますが、岡山には知らざる魅力がまだまだあります。古き良き伝統と文化が息づく観光資源や話題の新スポット、ご当地グルメなど、岡山空港からタクシーで行くおすすめの名所・名物を、定番から穴場まで、ワタクシA子が地元タクシースタッフならではの視点でご紹介します!
まず初回の投稿は、定番ではありますが、やはり岡山観光としては外せない拠点「岡山後楽園」をご紹介します。

▼コンテンツ
1.岡山後楽園とは
2.後楽園の魅力~風光明媚な四季の景観~
3.イチオシ撮影スポット
4.後楽園 旬だより

■岡山後楽園とは

日本三名園のひとつ「岡山後楽園」(岡山市)は、江戸時代を代表する大名庭園のひとつで、文化財保護法による「特別名勝」に指定されている歴史的文化遺産です。1700年(元禄13年)、岡山藩主池田綱政公が憩いの場として、家臣の津田永忠に命じて造営しました。
総面積13.3ha(東京ドームの約3倍)の広々とした園内。芝生地、池、築山など優美な景色と「延養亭」や「能舞台」などの歴史的な建造物が園路や水路で結ばれ、歩きながらその美しさを眺めることができる回遊式庭園です。
後楽園全景
「写真提供:岡山後楽園」

■後楽園の魅力~風光明媚な四季の景観~

その一番の魅力は、春夏秋冬いつ訪れても、その時々の季節の移ろいを映す風景に出会えること。園内を彩る花々や自然、光や水の景色と風雅な建物が織りなす絵画のような光景は必見です!

春の栄唱橋とヤエベニシダレ
ヤエベニシダレ
ベニシダレ遠景
「写真提供:岡山後楽園」

園内にはサクラの標本木があり、満開のソメイヨシノも見応えがあるのですが、個人的なおすすめお花見スポットは、「能舞台」の南・「花葉の池」に架かる栄唱橋のたもとに咲くヤエベニシダレ。ソメイヨシノよりやや遅れて見頃を迎えます。一本桜が見事に咲き誇り、水面に映る姿も風情がありますよ!

栄唱橋は老朽化のため架け替え工事中でしたが、令和4年4月20日に工事が完了して開通しました!
新しくなった栄唱橋です。今の時期は新緑が鮮やかです。↓
栄唱橋新しくなった栄唱橋(令和4年5月9日撮影)

初夏のハナショウブと流店
花菖蒲園
「写真提供:岡山後楽園」

園内では80種類3千株のハナショウブを栽培。背景の流店(藩主の庭廻り時の休憩所)の簡素な佇まいとのコントラストが、清楚な風景を作り上げています。清々しい初夏の風物詩です。

流店1亭舎の中央に水路を通し、美しい色の石を配した「流店」も見どころです。水路の両側の板張りに座して杯を流し和歌を詠む曲水の宴が催されていたそうです。何とも風流ですね。
流店2
その他にも、美しい楓林「千入の森」の秋の紅葉や、早春の梅林と水仙など、四季を通じて巧みに演出された季節ごとの絶景が楽しめます。

■イチオシ撮影スポット

どこを撮影しても絵になる園内ですが、特に私がおすすめする「ツウ」のイチオシ撮影スポット、ビューポイントをご紹介します!

五十三次腰掛茶屋から望む格子越しの唯心山と岡山城
茶屋園内で一番大きな池「沢の池」のすぐ北側にある風流なアズマヤ「五十三次腰掛茶屋」の格子越しに見る唯心山(築山)やお城の風景は、またひと味違う趣があります。

かつては、格子の上欄に東海道五十三次の絵が描かれていました。今は木彫の絵馬が掲げられています。
絵馬

「延養亭」東南の芝生にある石灯篭と曲水
曲水

園内には層塔や石灯篭、手水鉢など、石造りの趣ある工作物が点在しています。中でも「延養亭」(後楽園の中心的建物)東南の芝生にある茶庭型の石灯篭は、後楽園のパンフレットの写真にも使われているシンボリックなもの。鮮やかな芝生の緑、美しい水の景色を描く曲水(旭川から用水を引き庭園内の各所にめぐらせた水路。現在は伏流水を組み上げています)との調和は見事。「これぞ後楽園」というビューポイントです。

■後楽園 旬だより

これから6月初旬は、ハナショウブが見頃を迎えます。
花菖蒲園25月9日時点の開花状況です。見頃はちょうどこれから6月初旬です。

また、園内の「沢の池」には、最近、ウナギが1匹住みつき、ニュースにも取り上げられました。朝夕に、コイの餌やり場でニシキゴイに混じって餌を求める黒い姿が話題を呼んでいます。池の水は水路を通って園外の旭川へと流れており、川の増水などで本来は河口部付近に生息するウナギが入り込んだとみられます。
沢の池
ウナギ令和4年5月9日 この日は、姿を拝むことはできませんでしたが、石の間に頭をのぞかせていましたよ!ウナギは夜行性なので、朝夕が会えるチャンスとのこと。

魅力的なスポットと旬のニュースをピックアップしてご紹介しましたが、他にも見どころがいっぱい。また、期間限定でライトアップされる「幻想庭園」など、1年を通じて様々なイベントも開催されています。
300年の歴史が息づく、ここでしか味わえない表情豊かな景観に出会ってみませんか?

岡山空港から岡山後楽園までのタクシー所要時間と運賃

普通車で 40分 約6,200円        A子6
※当日の交通状況により多少前後しますので、
 ご了承ください。

※掲載の情報は2022年5月9日現在のものです。

岡山後楽園公式サイトはこちら